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TCGについて書きます 主にヴァンガード

PSデッキ解説-ルアード

 

  10月20日から開催されるWorld grand prix2018では、フォーマットプレミアムスタンダード(以下Pスタン)での大型公式大会が初めて開催されます。初の大型大会ということもあり、初の世界王者を目指して日々練習しているプレイヤーの方々いると思いますが、Pスタンはメインのフォーマットではないことから、有志による非公式大会も開催されておらず、研究があまり進んでいないのが現状です。

 今回の記事は8月31日に発売されたばかりの、最強!チームAL4収録のシャドウパラディンを追加したPスタンダードのルアードのデッキ解説になります。

 

  

 

 使用リスト

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 【グレード4】

 深淵を覗く竜皇 ルアード 4

 暗黒竜 ファントムブラスター“Diablo” 2

 覚醒せし竜皇 ルアード 1

 黒炎を纏う竜 オグマ 1 

 暗黒騎士 イルガン・ヴェート 1

 極天のゼロスドラゴン ウルティマ 1

 エアーエレメント シブリーズ 1

 暗黒竜 プロットメイカ・ドラゴン  2 

 竜楯魔導師 ブロナーハ 1

 暗黒竜 ダークベール・ドラゴン 1

 罪業の魔女王 イエリッド 1

 

 【グレード3】

 闇に縛られし竜 ルアード 4

 

 【グレード2】

 ブラスター・ダーク 4(NEW)

 カースド・ランサー 2(NEW)

 竜刻魔剣士 ダグザ 4

 撃退者 ブラッドマスター 1

 

 【グレード1】

 ブラスター・ジャベリン 4(NEW)

 竜刻魔導師 ファームナッハ 4

 竜刻魔槍士 ディルラド  2

 竜刻守護者 エスラス 4

 髑髏の魔女 ネヴァン 4(NEW)

 

 【グレード0】

  ベリアルオウル 4

 カースドアイ・レイヴン 4

  ハウルオウル 4(NEW)

 救恤の撃退者 アリル 4

 竜刻魔導師 ビクレオ 1(FV)

 

 

 G環境最終期では《深淵を覗く竜皇 ルアード》の追加により超越後に莫大なパワー上昇と、《ベリアルオウル》等を用いた安定したリソース供給で環境デッキの一角として扱われていました。しかしメインデッキがGB効果持ちによって固められていることによる序盤の脆さとデッキ回転速度の鈍足さ、明確に相性の良いクランが環境に存在しないことから、あまり日の目を浴びたデッキではありませんでした。

 新シリーズではイマジナリーギフト《フォース》を獲得したお陰でユニットの基礎パワーが他クランより高く設定され、改善点であった序盤の脆さと《ブラスター・ダーク》(V-TD04)の様な序盤から優秀なユニットを採用する事で、速度面での問題もクリアしました。環境で最も相性の悪かったギアクロニクルが環境外という事もデッキ選択の上で追い風となっています。

 

 

 

 

 基本戦術

初回超越までに 《闇に縛られし竜 ルアード》の『儀式X』達成手段として、グレード1を5種類計18枚に加え間接的にグレード1をドロップに置けるグレード2の《ブラスター・ダーク》《カースド・ランサー》を計6枚採用し、儀式達成を目指します。

 ノーマルユニットが過半数以上グレード1なのでライド事故の危険性は通常よりも高くなりがちな為、多過ぎると考える方もいると思いますが、グレード1の採用枚数が火力、プランへの到達速度、選択肢の増加に繋がるのでFVに《フルバウ》(VG-BT04)を採用してグレード2のピンポイントサーチを可能にし、グレード1を増加させるのも良いと考えています。

 

《髑髏の魔女 ネヴァン》

 AL4追加で追加されたユニットで、このデッキの屋台骨になるユニットです。

自身をレストする事で山札からパワー5kのユニットにアクセスする効果は、序盤ならば同名ユニットをコールして手札消費を抑えながら展開し、超越後はルアード効果で山札に戻した《 竜刻魔導師 ビクレオ》にアクセスしてCBとソウルに変換出来ます。その他にも《髑髏の魔女 ネヴァン》+《撃退者 ブラッドマスター 》によるコンボや、《カースド・ランサー》のデメリットをメリットに変えたり、使い方は多岐に渡ります。

 

 序盤が終了しゲームが超越に移行すると、山札からのコール手段が増え、ネヴァンで拡大した盤面は過剰リソースとなります。ここで広げ切った盤面全てを無駄にせず使い切るため、《闇をまとう竜 オグマ》プランへ移行します。

 

  ① 初回超越ではオグマで盤面を空にした後をを見越して、《深淵に覗く竜皇 ルアード》で手札リソース確保に努めます。ここで展開するユニットは軽いコストかつ単一でアドバンテージを稼げる《ブラスター・ジャベリン》と《竜刻魔槍士 ディルラド》が効果的です。ジャベリンは既に拡げてあるネヴァンと合わせ16kラインや、ディルラドとの18kラインを構築が可能でグレード1だけで一定の要求値を叩き出します。ディルラドは深淵ルアードのコストに使用した《竜刻魔導師 ビクレオ》をドロップに送り次ターンに再利用を図ります。

 

 ②  2超越目ここで拡大した盤面リソースを《闇をまとう竜 オグマ》で放出します。5:5交換で計10枚のカードが動いていますが、失うリソースはお互いに同じでアドバンテージは得ていません。しかし、序盤に展開した《髑髏の魔女 ネヴァン》1枚以外全て山札からコールしている為、手札消費はほぼ0で発動しています。

 盤面を更地にした後、相手に一定の要求値を作り出すには後列も展開しなければなりませんが、 リアガード 2列共に後列まで展開すると手札から4枚ものカードを切らなければならず、返しのターン防御に不安が残ります。そこで《竜刻魔剣士 ダグザ 》を用いて手札消費を最低限の2枚(ダグザ+後列)だけ展開し盤面を築きます。この時ダグザの効果コストで退却するユニットは《ベリアルオウル》が1番望ましいです。

 

 ③ 山札の残存リソースも残り僅かとなり、ゲームも最終局面となりました。3超越目は《深淵を覗く竜皇 ルアード》の『儀式X』で全体火力を底上げして一気に決めます。《ベリアルオウル》+《竜刻守護者 エスラス》のコンボで限界まで山札から余分なカードを抜き、手札に温存しておいた《カースドアイ・レイヴン》全てを山札に戻して《竜刻魔剣士 ダグザ 》のスタンドする確率を上昇させると同時にドロップにグレード1を送り、深淵ルアードの『儀式X』を最大限まで高めます。

 今回の構築はグレード1が18枚採用なので、山札に戻したエスラス3枚とダグザのブースト分の1枚を引いて12枚のグレード1をドロップに置く事が目安になります。

 

 上記の例は、《髑髏の魔女 ネヴァン》で拡大した盤面リソースを最大限まで活用したプランです。対戦デッキによっては、3超越目までゲームを長期化させる事が難しい相手もいるので全ての相手に効果的なプランではありませんので、取捨選択はしっかりと行ってください。

 

 

 採用カード解説

 

 【グレード4】

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 《深淵を覗く竜皇 ルアード/Dragabyss, Luard》  

 ゲーム中どのプランを選択しても展開札の多さから、初動のエンジンとして最適で円滑なゲームメイクに繋がりつつ、フィニッシャーとしての能力も兼ね備えています。

 全体火力上昇、展開、破壊、圧縮、圧力全てをたった1枚で完結してシャドウパラディン内トップのスペックだと考えています。

 

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 《黒炎をまとう竜 オグマ/Draganger, Ogma》  

 《髑髏の魔女 ネヴァン》の追加により、コストを支払わずに継続してグレード1ユニットの展開が可能になった為、上記のプランの様な深淵→オグマ→深淵が可能になりました。

 ヴァンガードは与えられた手札で攻撃を守らなければならないので、バトル前に相手手札に干渉する効果は、時に要求値を上昇させるよりも遙かに点数を与えることに繋がる為フィニッシャー迄のサポートに適しています。

 

 【グレード3】

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 《闇に縛られし竜 ルアード/Dragfall, Luard》

  このカードの『儀式X』による超越コスト踏み倒しがあるからこそ、デッキ構築で歪なグレードバランスが最も適した解答になります。

 超越後は山札から34枚採用しているカードがサーチ対象で退却効果もある為柔軟性も高く、代用が効かないユニットです。

 

 

  【グレード2】

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 《ブラスター・ダーク/Blaster Dark》  

 登場時CB1で相手は自身のリアガード1枚を退却し、相手リアガードが存在しなければ手札1枚をコストにツインドライブが可能になります。

 退却対象は相手が選択するものの、序盤からCB1で盤面に干渉出来る効果は非常に強力で、《ばーくがる》のスペリオルライド効果防止や、ツインドライブ効果も相まって序盤から展開を強要させる事が出来ます。

 

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 《カースド・ランサー/Cursed Lancer》  

 手札からコールする際、他ユニットのいるサークルにコールしなければなりませんが、登場時SB1することで、そのターン中自身にパワー+10K。表のダメージがないならCC1。デメリットがある代わりに通常のユニットよりも強力な効果を有しています。

 押しつぶしコールの制約は、序盤ならば《髑髏の魔女 ネヴァン》から呼び出した同名ユニットの上に上書きコールすることで、《闇に縛られし竜 ルアード》の儀式コストを確保に役立ち、超越後は《竜刻守護者 エスラス》等ドロップゾーンで進化を発揮するユニットをコストにすることで、次の行動に無駄なく繋げられます。

 

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 《撃退者リベンジャー ブラッドマスター/Revenger, Bloodmaster》  

 R登場時CB1自身の山札の上から1枚をダメージゾーンに裏でおき、2枚引くことが可能です。

 一見強力な効果ですが、コストの自傷1点+CB2のデメリットがゲーム内容に大きく響き、通常のファイトでは非常に使い勝手の悪いカードです。しかし、「ギーゼ」や「ノーライフキング+アサシン」のような条件が整うまで点数を与えず、相手に満足な動きをさせないデッキに対してファイトを動かす一手となります。また、『フォース』の基礎パワーが『アクセル』、『プロテクト』のユニットよりも高いことから、状況次第では通常のファイトでも十分に活躍します。

 自身がグレード2の為《闇に縛られし竜 ルアード》からサーチは不可能ですが、パワー5Kである事からグレード1である《髑髏の魔女 ネヴァン》に対応してる為、経由して展開することが可能です。

 

 

 【グレード1】

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 《ブラスター・ジャベリン/Blaster Javelin》  

 登場時、他のグレード1以下のユニットがいるなら、CB1で1枚ドローし、自身のパワー+3kすることが可能です。

 スタンダードとは異なりFVの《竜刻魔導師 ビクレオ 》が先駆を持つため、追加で他のユニットが必要なく単体で仕事します。超越後はグレード1ユニットの中で唯一CBを消費可能なことから、《カースド・ランサー》のCC条件を満たしやすくしています。地味な効果ですが、どのタイミングでも確実な働きをしてくれる優秀なカードです。

 

 

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 《髑髏の魔女 ネヴァン/Skull Witch, Nemain》  

 

手札を温存しながら継続的なアドバンテージを確保でき《闇をまとう竜 オグマ》のコストを満たしやすく、盤面を更地にして一瞬でドロップにグレード1を溜めつつ、1から望みの盤面を構築が可能なことからプランの大筋であり、デッキの核となるカードです。

 ゲーム序盤の下積みから中盤までの展開サポートまで単体があまりにも強力で、デッキ内屈指のパワーカードです。僕はルアードを使用する半分はこのカードに秘められていると考えているので、使う他選択肢は無いです。

 

 

 

 採用候補解説

 【グレード4】

 

《覇道黒竜 オーラガイザー・ダムド/Supremacy Black Dragon, Aurageyser Doomed》

 

 CB1自身のリアガード3体を退却させ、山札の上2枚を公開し、公開したグレード1以下のユニット1枚につき相手ユニットを退却させる効果を待ちます。不確定ながらも相手盤面に干渉する効果を持ち、《ベリアルオウル》やカースドアイ・レイヴン》を用いて間接的に手札を増加させる事が可能です。

 強力な効果を有していますが、《深淵を覗く竜王 ルアード》を使用すれば確定で同じ枚数の相手ユニットを退却でき、同時に自身の盤面も構築可能な事から下位互換に等しいです。

 ですが、明確に異なる点も存在します。自身の盤面のカードを最低限枚数で相手ターンを返す事が出来る為、かげろう等の相手盤面干渉でリソースを削ぐクランが環境内で増加した場合、盤面に展開したリソースを手札に還元する事が可能な為、優先的に採用したいカードとなります。

 

 【グレード2】

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 《漆黒の乙女 マーハ/Darkness Maiden, Macha》  

 『フォース』の基礎パワーであるG2パワー10kを保ちつつ、CB1手札からG1以下をコールする事で、1枚ドロー&自身にパワー+5kする効果を持ち合わせています。序盤から軽いコストでリソースを確保しつつ要求値が上昇する為、ロイヤルパラディンやアクアフォース等の序盤から積極的に点数を詰めてくるクランに対して非常に強力なカードといえます。

 ですが、超越後以降はCBをスペリオルコール可能かつ同じリソースを稼ぐ事が出来る《ブラスター・ジャベリン》や、複数回アタックの肝である《竜刻魔剣士 ダグザ 》に使用し、スペリオルコール手段が豊富な為盤面が圧迫する場面も多く今回は採用を見送りました。

 

 

 【グレード1】

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 《ナイトメア・ペインター/Nightmare Painter》  

 登場時ドロップゾーンからG1以下をソウルに置くことで、自身のパワー+3kする効果を持ちます。《深淵を覗く竜王 ルアード》や《 竜刻魔槍士 ディルラド》等ソウルを使用するユニットが多く採用されている為、登場するだけでコストを確保する速度が優秀なユニットです。

 グレード1という《闇に縛られし竜 ルアード》からスペリオルコール可能な対象であり様々な手段で盤面に展開出来る自由度も魅力的です。

  

 

《竜刻魔道士 イウハルバ/Dragwizard, Iucharba》

 儀式3でブーストした場合、そのバトル中自身のパワー+3K。ターン1自身の効果かコストで自分の儀式ユニットが退却した場合、その退却したユニットをソウルに置く事ができます。

 儀式3効果はスタンダードによる基礎パワーの上昇を乗り越える事ができ、ライン調整に効果的です。

 儀式ユニット退却時の効果は、《深淵を覗く竜王 ルアード》や《黒炎をまとう竜 オグマ》等継続的にV効果でソウルを要求される場面が多く、更にリソースを稼ぐ為には追加で《カースド・ランサー》や《竜刻魔槍士 ディルラド》のコストにも使用します。

 ターン1効果の裁定変動から使い勝手も良くなり、採用枚数も最小限で済む為ソウル枚数に難が生じた場合には、積極的に採用していきたいカードです。

 

 

 《アビサル・オウル/Abyssal Owl》  

 手札から登場時、山上7枚から《ルアード》名称のカードを 1枚手札に加える事ができ、儀式3で《ルアード》を含むカードの効果コストに使用した場合CC1する効果を持ちます。

 山上7枚から探す効果は超越についてのルール改定からグレード3アシストを外した場合のデメリットの高さを考慮すると、非常に強力です。しかし、序盤に手札からコールしなければならない為、必然的に採用枚数の増加に繋がります。

 CC効果は《竜刻守護者 エスラス》等では発動しないものの、軽いコストでCC1を満たせる為使い勝手が良く、自身が儀式持ちユニットの為《闇に縛られし竜 ルアード》の退却効果発動も可能になります。

 

 

 【グレード0】

 《アビス・ヒーラー/Abyss Healer》  

 ルアードはCB、SBなど様々な面でコストを消費してリソースを増加出来るクランの為、今回は無駄なくコスト回復が可能な《救恤の撃退者 アリル》を採用していますが、新シリーズ特有のトリガー 2枚分にあたる+10kは攻防共に魅力的効果なので十分採用圏内です。

 《アビサル・オウル》等コスト回復手段の採用枚数を増やす事により、無理なく採用が可能です。

 

 まとめ

 現Pスタン環境で最も柔軟性が高く、安定感のあるデッキだと認識しています。深淵ルアードを用いた爆発力も魅力的で、各面で非常に高水準な域にある為ストレスを感じず回す事が出来るでしょう。

 強いて言えば、《エアーエレメント シブリーズ》が全くと言っていいほど上手く使えずCBの無駄払いになりかねません。シブリーズを使用するタイミングが訪れた時は、しっかりと次ターンのプランを組み立ててから発動選択を行なってください。

 閲覧ありがとうございました。